母の日のプレゼントといえば、赤いカーネーションです。この習慣は元々1910年にアメリカで始まったもので、亡き母を追悼するために故人が好きだった白いカーネーションを教会で配ったことが始まりとなっています。現在でも母が故人となっている場合には母の日に白いカーネーションが送られますが、健在である場合には赤が定番です。白いカーネーションの花言葉は「純粋な愛」などがある一方で、赤には「母への愛」という意味合いがあります。
また、カーネーションそのものの花言葉は「無垢で深い愛」です。現在では赤や白以外にも、様々な色合いのカーネーションが売られるようになっており母の日のプレゼントとしても幅広く選べるようになっています。贈られる相手の好みの色で選ぶという方法もありますが、色によっては母の日にふさわしくない場合もあるため注意が必要です。赤・白以外のカーネーションの花言葉として、ピンクは「感謝」や「美しい仕草」などが挙げられます。
他にも紫色は「誇り」や「気品」、人工的に作られる青いカーネーションは「永遠の幸福」が花言葉です。オレンジ色のカーネーションには「清らかな愛」や「感動」という意味合いがある一方で、「熱烈な愛」というどちらかというと恋人向けのような意味合いもあります。黄色いカーネーションには「嫉妬」や「軽蔑」という意味合いがあり、プレゼントとしては不向きです。また赤であっても、濃い赤であれば「欲望」などの意味合いになってしまいます。