正方形や長方形ではない間取りの部屋に空調機器を設置する際には、部屋の隅々まで風が届くように空調機器の種類を選ぶことが重要です。業務用エアコンの取付を行う際にダクト方式を選ぶと、部屋がL字形になっているオフィスも効率的に室温を調整できます。ダクトがなければ室内の一部しか室温が変わらず、熱中症のリスクも上がるので注意が必要です。敷地が広い工場でダクト付きの業務用エアコンの取付を始める際には、人員の配置に合わせてダクトの位置を調整することで、暑さや寒さに苦しまずに作業を行えます。
工場内を全体的に冷やそうとすると、冷房の消費電力も上がってしまうのでダクトで集中的に冷やすのもおすすめです。温度を感知するセンサーを搭載している機種も人気があり、部屋が広くても隅々まで温度のバランスを整えてくれます。広い空間で業務用エアコンの取付を行うのなら、室内にいる人数をセンサーで検知する機能のある製品もおすすめです。人数が少なくなったら温度設定を変えることで省エネ性を高める機種は、光熱費の削減に役立つ点で信頼を得ています。
オフィスに人が少なくなる夜中も同じ温度設定のまま空調機器を使っていると、無駄に電力を消費することになりかねません。ダクトやセンサーを駆使することで光熱費を減らすだけで、企業の経営にも余裕を持てます。カタログを見るだけでなくメーカーとも相談しながら、環境に合う業務用エアコンの取付を始めることを推奨します。